防戦買いの要請

概要

 「防戦買いの要請」とは、公開買付けや総議決権の5%以上にあたる株式の買集めといった敵対的買収行為等に対し、自らが別の友好的な企業(ホワイトナイト)に対して「自社の株を取得し、敵対的買収者を退けて欲しい」と要請することです。ホワイトナイトは当然、敵対的買収者よりも一般投資家にとって有利な条件で株式の買付けを行うわけですから株価の上昇が想定され、投資判断に重大な影響を及ぼす決定事項と言えます。

買収防衛策

 一方、敵対的であろうとなかろうと「公開買付け」行為そのものが、一般的に市場価格より一般投資家に有利な買付条件であるため、投資判断に大きな影響を与えます。このため、公開買付けの決定が公表される前の公開買付け者など株式を買い付ける側の関係者による株式購入は、インサイダー取引にあたるとして規制されています(金商法167条)。このため、「公開買付け」は公開買付け者等関係者の便乗買い、「防戦買いの要請」は防戦買いを要請する会社関係者の便乗買いをそれぞれ規制しているといえます。

軽微基準

 軽微基準は設けられていません。

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